日语论文论日本的“便当”文化(2)
時のたつにつれて、弁当の中身が乾飯、それを入れる容器がかれひけと呼ばれるようになった。そして、平安時代の始めには、かれひけという語はわりごと変わり、容器のみを指すようになった。中身からみると、にぎりめしなどの語は平安時代の文献に見ることができる。後は、にぎりめしはおむすびに変わってきた。その時の弁当の中に、梅干し以外にかつおぶしなどもあるようになった。
弁当の発展には長い歴史がある。弁当を大量に作り始める時期は一五世紀である。これが徐々に完成できた時期は江戸時代後期である。食料の種類が増えるだけでなく、食物の保存法も改善した。だから、惣菜のメニューが増えるようになった。
室町時代、桃山時代は、江戸時代は戦乱の時代である。戦争は弁当の発展に大きな役割を果した。戦時には兵士たちは、安全で持ちやすい方法で自分用の食料携帯しなければならなかった。織田信長時代の安土城建設のときには、兵士の食物を運ぶのに大きな容器が使用された。そして、配った個人用の「面桶」のなかに食料を入れた。豊臣秀吉の時代は、芸術的な創造に恵まれた時代であった。茶の発展に連れて「茶弁」が出てきた。その時代の代表である「茶弁」は他の容器や茶道具の入った弁当用の容器で、「懐石」(茶事で供される食事)用のものということである。江戸時代は参勤交代制度があったので「旅の時代」も呼ばれた。この制度では、大名と武士は家族の住んでいる首都江戸と自分の領地との間を定期的に旅行しなければいけなかった。日本の旅人が行き合いのおかげて、弁当箱デザインの創造が盛んになって、弁当箱はより優雅で装飾的なものとなった。
この時の歌舞伎、狂言、文楽などの演劇も弁当箱の発展に貢献した。その演劇は行わった時間が長すぎて、人は幕間にご飯を食べせざるを得ない。そして、歌舞伎や文楽などの幕間に食べる弁当は「幕の内弁当」と呼ばれ、幕が下ろされている間に食べる弁当だという意である。弁当は「戦場の陣幕で食べたごま塩のおにぎり」から「幕の内弁当」まで発展してきた。
日本が扉を開いたとき、外国から様々な影響を受けた。その後、植民地戦争と産業化が弁当の材料、デザイン、中身などに新しい要素を与えた。明治から昭和にかけては、軍隊の飯盒が広まった。それと同時に、富裕な家庭では漆塗りの弁当箱が使われて、それをバスゲットに入れて、「バスゲットランチ」と呼ばれた。
第二次大戦の始めには、仕事場や学校に持って行く弁当は、少なくとも週一回は「日の丸弁当」にしなければいけなかった。
一九四五年敗戦以来、特に東京オリピック開催された後は日本は新たな繁栄と消費の時代に入った。「面桶」という言葉はもう使わなかった。今の弁当は、すごく工夫された箱に入れた物になった。今の弁当箱の蓋の上に花や植物を描いて季節感を出す弁当箱もあるし、可愛い動物、テレビの人気キャラクターを描いて社会性を出た弁当箱もある。
現在の弁当は新しい用途がある。日本では、結婚式や葬式などの通過儀礼の際には、参加者全員に特製弁当を用意するか、あるいは料理屋から仕出し料理を取り寄せなければならない。特に葬式の場合には一人分のもので、中身も不祝儀にあったものでなければならない。このような場合に用いる箱は正式なもので遊びが許されなくて、昔ながらの重弁当が一般的である。そして、葬式のような厳粛な会合では、食事も和風でなければならないから、中身は伝統的なもので、西洋料理はほとんど見られない。
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