今まで、類義語については、本、雑誌や論文などたくさんの研究成果が出されているが、筆者の調べた限りでは、「絶対に」、「必ず」と「きっと」ついての先行研究は主に「必ず」と「きっと」における比較研究である。例えば、姚文清(2002)、林韻(2014)、王冲(2006)、小林典子(1992)の研究からわかるように、「必ず」と「きっと」の意は似ているが、環境によって違うところが多くある。李婷婷(2012)では「必ず」と「きっと」の使い分けが意、使い方の違いと語用論上の違いから検討を行い、「必ず」は一回性であれば過去を表す文に使いにくいが、反復を表す場合であれば過去を表す文に使えるのに対し、「きっと」は仮定の場合であれば過去を表す文に使えると述べている。また、同氏は「必ず」と「きっと」における主な違いについて、「必ず」には命題が成立できるか否かという判断への推量、疑問を持つ機能もなければ「命題への否定」の機能もないと指摘している。張根壽(2002)は「「必ず」の共起条件を説明するためには、述語のみを対象とした分析では不十分であり、文全体の意を視野に入れた「事態」という概念を導入する必要がある。つまり、述語が変化の意を持つか否かではなく、事態の生起の有無が「必ず」の成立の条件である」と述べている。しかし、周知のとおり、最も典型的な“一定”の意を示すものは副詞の「絶対に」であるが、「絶対に」に関する研究はほとんどないようである。

また、類義語を意の面から分けるのは一般的であるが、語彙的な意からの使い分けができなければ、ムード表現や肯否表現との組み合わせなどの文法的な機能の面から分けることができるのであろう。類義語辞典では三語についての解釈が簡潔で、具体的な分析はほとんどないようである。文法書での説明から見ても三語のアスペクトについての差異しか触れていない。森田良行(1993)では「必ず」と「きっと」におけるアスペクト以外の差異を考察しているが、ただいくつかの例文を挙げながら簡単に説明するに止まっている。

そこで、筆者は「絶対に」、「必ず」と「きっと」を巡って、`吹冰~文-论+文'网www.chuibin.com日本語類義語の意を分析することを課題として研究し、この三つの副詞における本質的な違いを明らかにした上で、その使用をよりよく把握したいと考えている。

 2.「絶対に」の使い方

 ここでは、まず『スーパー大辞林』と『新明解国語辞典』における「絶対に」の意解釈を紹介する。

ぜったい【絶対】﹙副詞的に用いる。「に」を伴うこともある﹚どうしても。なにがなんでも。必ず。決して。「—間違いない」「—行かない」「—に反対する」﹝井上哲次郎が仏典にある「絶待」を「絶対」と改め、英語absoluteの訳語论文网とした。「哲学字彙」﹙1881年﹚に載る﹞

﹙『スーパー大辞林』三省堂 第三版 p1343﹚

ぜったい【絶対】﹙副﹚「—に」どんな場合でも、その事がまちがいなく成立すると断定する様子。「—﹝=決して﹞そうじゃない/—﹝=到底﹞だめだ/—﹝=必ず﹞出席するよ/—﹝=どんな事が有っても﹞反対/—服従」

﹙『新明解国語辞典』三省堂 第六版 p820﹚

 

2.1 ムード表現との組み合わせ

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